FEST VAINQUEURに関するご報告
ファンの皆様、関係各所の皆様 各位
FEST VAINQUEURに関するご報告
アーティストグループ「FEST VAINQUEUR」は、以下のとおり、ご報告をいたします。
1 はじめに
FEST VAINQUEURと前所属事務所との間の契約関係に関して、これまで正式なお知らせをできず、ファンの皆様、関係各所の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしていることにつき、心からお詫び申し上げます。
FEST VAINQUEURのメンバーであります、HAL、GAKU、I’LL、HIROの4名も、皆様に直接お話ができないことを、大変申し訳なく思い、また非常に心を痛めておりますことから、今回の報道を受けて正式にご報告をさせていただくこととなりました。
2 前所属事務所との経緯と現在について
FEST VAINQUEURは、2019年7月13日をもちまして、前所属事務所との間の契約を合意解除いたしました。しかしながら、合意解除後、前所属事務所は、HAL、GAKU、I’LL、HIROの4名でのバンド活動において、「FEST VAINQUEUR」というアーティストグループ名を名乗ることなどアーティストグループ名の一切の使用を認めない、合意解除後6か月間にわたりアーティストグループとして実演をしてはならない、と契約(なお、契約内容の解釈及び有効性については争っています。)に基づいて主張されてきました。
「FEST VAINQUEUR」というアーティストグループ名は、HAL、GAKU、I’LL、HIROの4名が、今日までの音楽活動を通して、ファンの皆様と一緒に築いてきた、何ものにも代えがたいものであります。
そのため、「FEST VAINQUEUR」は、自らのアーティストグループ名や音楽活動を守るため、東京地方裁判所に対して、前所属事務所との間の契約は独占禁止法や職業選択の自由等に違反しているとして、アーティストグループ名の今後の使用や自由な音楽活動等ができるよう申立てをいたしました。しかしながら、東京地方裁判所の裁判官は、HAL、GAKU、I’LL、HIROの4名が辞めた前事務所が今後「FEST VAINQUEUR」のアーティストグループ名を保持する意味が全くないにもかかわらず、「新しい芸名になったとしても、従来のファンや、新規のファンとなり得る中心層にとって、新しい芸名が従前の芸名を指すことが容易に認識可能。活動への影響は限定的なもの。」として、アーティストグループ名の価値を軽視し、誠に残念ながら、「FEST VAINQUEUR」に今後のアーティストグループ名の使用を認めていただけませんでした。
東京地方裁判所の判断を受けて、現在、「FEST VAINQUEUR」は、「FEST VAINQUEUR」として実演することができず、HAL、GAKU、I’LL、HIROは、他アーティストとともに別なアーティストグループを結成し、「FEST VAINQUEUR」ではなく、その別なアーティストグループとして実演をせざるを得ない状況になっています。また、前事務所の主張を前提にしても、2020年1月14日以降は、4名がアーティストグループとして実演をすることはできますが、「FEST VAINQUEUR」を名乗って音楽活動をすることができません。
現在、「FEST VAINQUEUR」は、前記裁判所の判断に対しては納得しておらず、東京高等裁判所に対して、不服申立てをしております。また、HAL、GAKU、I’LL、HIROの4名は、前所属事務所から1500万円を超える損害賠償を請求されています。一方で、前所属事務所に所属していた2019年1月以降の個々の活動に対する報酬は未だ支払ってもらえておりません。
また、前所属事務所は、関係者の方々に対して、4名に同調したライブハウス側に対する損害賠償請求を示唆しつつ、また4名にしても「訴訟の準備に入りますこと、皆様にご報告させていただきます。」との内容のメール等を送信し、「FEST VAINQUEUR」、HAL、GAKU、I’LL、HIROの4名に関する消極的な内容を多くの方々に伝えております。そのために、「FEST VAINQUEUR」、HAL、GAKU、I’LL、HIROの活動に大きな支障が生じている状況でもあります。
上述の状況については、代理人である弁護士の先生方を通して、公正取引委員会に対して、多くの報告書も提出し是正を求めています。
3 さいごに
「FEST VAINQUEUR」は、アーティストグループがアーティストグループ名を使用することは、非常に重要な権利であると考えております。現在まで多くのアーティストグループや芸能人が、アーティストグループ名や芸名を使用できなくなった状況について泣き寝入りをしてきたように感じております。
そのため、「FEST VAINQUEUR」は、アーティストグループの権利を守るため、代理人弁護士の先生方と一緒に、今後も全力で戦っていく所存であります。誠に勝手なお願いではございますが、是非皆様のお力をお貸しいただけたら幸いです。
最後になりましたが、2019年ツアー『ReBIRTH』の開催に際しましては、別なアーティストグループとしての実演とはなりましたが、関係者の皆様にご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。メンバー一同、心より感謝しております。
そして、現在、ファンの方による「FEST VAINQUEUR」を守るための署名活動の結果、「FEST VAINQUEUR」を応援する署名が600名以上ものファンの皆様から届いております。このような署名、温かいメッセージや、ライブ会場に足を運んでくれる皆様の存在が、今この瞬間も苦しい日々を送るHAL、GAKU、I’LL、HIROにとって、生きる糧となっており、非常に大きな力となっています。
今後とも、ファンの皆様、関係各所の皆様には、温かいご声援をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。
2019年12月9日
HAL、GAKU、I’LL、HIRO