水戸ご当地アイドル(仮)と元メンバーゆめ氏の契約解除に至る経緯について

水戸ご当地アイドル(仮)と元メンバーゆめ氏の契約解除に至る経緯について

令和元年5月28日

当職らは、水戸ご当地アイドル(仮)の元メンバーゆめ氏の代理人として、次の発表をします。
なお、水戸ご当地アイドル(仮)の運営とゆめ氏の間の契約関係について、インターネット上で様々な憶測がなされており、インターネット上の書込みにはゆめ氏やその親族を誹謗中傷する書き込みもあったことから、今回の公表に至った次第となります。

ゆめ氏は、平成30年11月、水戸ご当地アイドル実行委員会と契約し、水戸ご当地アイドル(仮)のメンバーとなりました。
ゆめ氏と水戸ご当地アイドル実行委員会の間の契約書第6条には「専属料 毎月の商品収入(ブロマイド)代の半額を報酬とする。」という記載があります。しかし、水戸ご当地アイドル実行委員会からゆめ氏への報酬支払は平成31年になってから滞るようになり、平成31年4月14日時点で未払報酬がある状態でした。
そして、同月19日、ゆめ氏が委員長の事務所に練習のため訪問したところ、委員長から、「ご当地アイドルを、一旦契約解除をさせて貰いたい」とゆめ氏は契約解除を突然宣告されました。
なおその際、ゆめ氏は、委員長から「はい、これお父さんに渡してください」と封筒を渡されそうになりましたが、ゆめ氏は「お金のことは、お父さんに直接渡してください」と返答し受け取りませんでした。また、委員長の発言については録音記録が存在します。

以上が、水戸ご当地アイドル実行委員会がゆめ氏との契約を解除した経緯となります。なお、当職らは、ゆめ氏の代理人として、委員長の代理人弁護士に対して、契約解除通告日の令和元年5月4日までの未払報酬を請求しておりますが、ゆめ氏としては未払報酬以外について今後請求するつもりはありません。

前述したとおり、インターネット上には契約解除をめぐる様々な憶測がなされており、また、ゆめ氏のTwitterアカウントは、ゆめ氏自身が契約解除について言及した令和元年5月5日のツイート以降、パスワードが何者かによって変更され、ゆめ氏自身がツイートすることができなくなったため今回の公表に至った次第となります。

以上

【ゆめ氏のコメント】

この度は私事でお騒がせしてしまい、誠に申し訳ございません。
私として一番心残りなのは、在籍時に直接ファンの皆さんや関係者さんにご挨拶やお礼を出来ずにいることです。本当は、公式ホームページにて契約解除の経緯を発表し、私がファンの皆さんに直接挨拶をさせてい頂きたかったです。ですが、その場も設けられずにいたことが本当に悔やまれます。

2018年11月25日に新生水戸当地ご当地アイドル(仮)でデビューをし、たった5カ月間の活動でしたが、ファンの皆さんからたくさんの元気をもらいました。本当は、もっともっと長くファンの皆さんに元気や笑顔をお届けし、関係者さんのお役に立つ活動をし、茨城県や水戸市の魅力をたくさんの方に伝えたかったです。

2月からの活動の中で運営さんに、契約内容の事や私の気持ちを話してきました。
ですが、最後には理由も分からず契約解除という言葉を聞いた時は、余りにもショックでした。

運営さんには、今までにあった事実を正直に公式の場で公表をして頂きたかったです。

今、アイドル活動をしている方の運営さんは、アイドルを商品としてではなく一人の人間として支えてほしいです。

そして若くて未来のある、頑張っている方に私と同じ様な気持ちになってほしくないです。

短い期間でしたが、アイドルとして皆さんの前で活動をする事ができ幸せでした。
今まで応援して下さったファンの皆様、関係者の皆様本当にありがとうございました。

水戸ご当地アイドル(仮)の元メンバー
ゆめ

◎レイ法律事務所(担当弁護士:河西邦剛、近藤敬)
※守秘義務・関係者に対する配慮等の関係上、弊所へのご取材をいただいた場合であっても、個別のご取材には応じかねます。追加でお伝えすべきことがある場合には、弊所のホームページ等にて発表させていただく所存でございます。