長時間、連続してトラック運転手の業務に従事していましたが、会社からは支給している手当に残業代が含まれているため、残業代は発生しないといわれてしまった

ご相談内容

トラック運転手として、早朝から深夜まで、ほぼ休みなく荷物の運送作業を行っていましたが、会社からは支給している手当の中に残業代が含まれているとの説明を受け、手当額以外について支給はされませんでした。

解決までのポイント

弁護士介入後

弁護士介入後、ご依頼者様が保有していた日報から1日の勤務時間を算定していったところ、運送会社において、トラック運転手として、早朝から深夜まで、かつ、ほぼ休みなく勤務をしていることは明らかでした。また、依頼者様の給与明細書を確認したところ、会社が固定残業代と指摘している業績給については月に平均して20万円程度支給されていることが分かりました。そのため、正確に月にどの程度残業をしているのか、ご依頼者様の資料から算定をしたところ、仮に業績給が固定残業代としても残業している時間と比較して低額であることが分かりました。また、ご依頼者様の基本給は上がっている一方で業績給については下がっているという矛盾が生じていることも分かりました。そのため、会社に対し、業績給が実際に残業している時間と比較して低額であること、基本給と業績給との間で矛盾が生じていることなどを指摘するとともに粘り強く交渉をおこないました。