会社から早出勤務は会社の指示ではないため、残業代を支払う義務はないと言われた

相談者
  • 年 齢
    50代
  • 性 別
    女性
  • 職 業
    営業事務

ご相談内容

会社から早出勤務は会社の指示ではないため、残業代を支払う義務はないと言われた

会社から始業前の社内・社外清掃をするように言われていたため、所定勤務時間より早く出勤する必要があり、出勤をしていたのですが、会社は、早出はあくまでも任意であり、支払義務はないとし、超過した労働時間についてその支払を拒否していました。

解決までのポイント

  • ・黙示の業務指示があったことを指摘

弁護士介入後

ご依頼者様が所持していたタイムカードをもとに、どのような経緯・理由に基づき、早出出勤をしていたのか確認をしたところ、ご依頼者様の勤務先では、毎朝、勤務開始前に社内清掃をすること、月に数度、会社の周囲を清掃していることが分かりました。この社内・外の清掃については、入社後、研修で清掃の方法を先輩社員から教えてもらう、会社の各部署において清掃のシフト表があることが分かり、清掃研修についてはご依頼者様が入社時に締結した会社との雇用契約書にも同様の記載があることを確認しました。
その上で、タイムカードに打刻がされていること、同打刻時間と清掃開始時間との間に差異がないこと等から、会社がご依頼者様が清掃のために早出出勤をしていることを把握していたことは明らかであり、少なくとも黙示の業務指示があったこと等を説明し、粘り強く交渉をおこないました。

結果
140万を超える残業代の支払が認められ、会社との間で和解が成立しました。

解決までの流れ

解決までの流れ

請求先の会社と任意交渉(示談)による解決の場合、ご契約後に未払い残業代の金額を明記した請求書面を弁護士から送付し、請求先の会社と交渉を開始してから早ければ約2週間~2か月で任意交渉(示談)が成立します。 また、交渉によって解決しない場合は労働審判申立て、訴訟提起を検討していきます。

ご注意

残業代請求権の消滅時効の時効期間は3年です。

請求しないでいるとあなたの権利が徐々に失われていく結果となりますのでご注意ください。

安心の弁護士費用

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実は弁護士による会社との交渉のみで解決に至ることの方が多いです

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