命じていないのに勝手に残業したとして残業代を認めない。弁護士が的確に主張し残業代を獲得

ご相談内容

ご依頼者様は、新規出店をおこなうお店のPCやプリンター等の設備サポート、保守サポートをおこなっている会社で勤務をしていました。会社からは、試用期間が終わったタイミングで残業代は出せないから、残業はしないように口頭で説明を受けましたが、担当している店舗の対応をしていると所定の勤務時間では終わらず、やむを得ず、残業をしていましたが、会社から残業代が支給されることはありませんでした。

解決までのポイント

弁護士介入後

会社が残業をしないように指示をするならば、従業員が残業をせずとも所定の勤務時間に業務が終えられるように就業環境を整備する義務があります。 今回のケースでも、ご依頼者様は、残業をしたくて残っていたのではなく、担当している店舗からの要請に応えるためにやむを得ずに残業をしていました。また、会社には従業員の労務管理をする義務があることから、ご依頼者様が残業をしていたことも当然に把握出来ていたといえます。 ご依頼者様が実際に残業をしていた時間をタイムカードから計算をおこない、会社に請求するとともに、会社側の義務について指摘をおこない、粘り強く交渉をおこないました。