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【弁護士コラム】SNSの発達と男女トラブル

SNSの発達と男女トラブル LINEなどのSNSやアプリが発達したことで、出会いの機会が増えました。 インターネット上での婚活・マッチングも盛んにおこなわれています。 インターネットは気軽に利用できるため、利用者の絶対数が多く、また、同じSNSやアプリを使用している場合には、簡単に連絡先が交換できる点が利点といえるでしょう。

その一方で、SNSをきっかけとした男女トラブルも起きています。

■独身だと思っていたのに…
SNSやアプリを使った出会いの場では、素性を隠すことが容易です。そのため、既婚者が独身と偽って利用することができてしまいます。

SNS上でやりとりを交わし、親しくなった時点で、すでに相手をある程度信用しているため、実際に会ってみても既婚者と気づかず、気が付いたら自分が不倫相手になっていた、というようなご相談を受けることがあります。

さらに、SNSを通じた出会いには、思わぬ落とし穴があることがあります。

■SNS以外の連絡先がわからない!
例えば、SNSで知り合った人に騙されて、相手に慰謝料などを請求したくても、そもそも相手の素性が全くわからなければ、裁判でも請求のしようがありません。

SNSやアプリが連絡手段として非常に便利なこともあって、それのみで連絡を取り合っていると、SNSを消されてしまい、二度と相手と連絡がつかないこともあります。

もちろん、悪い出会いばかりではないですが、何かあった時のためにも、携帯電話の番号やメールアドレス、できれば相手の住所など、別の連絡手段は押さえておきましょう。

■SNS上の証拠、やりとりは保存しておくこと!
独身だと思っていた恋人の名前を検索したら、SNS上に結婚式や家族の写真があげられていた、などということがあります。

また、恋人のSNS上の知人をたどっていったら、恋人の配偶者と思しき相手のSNSを発見した、などということも、よくご相談いただきます。

こういったものは、騙されていたことの証拠の一つとなりますので、スクリーンショットを取っておくなどして、保存しておきましょう。 もちろん、SNSを通じた相手との会話のやりとりも重要な証拠になる場合があります。

SNSは便利で、気軽に情報を発信できます。
しかしその分、慎重な取り扱いが必要です。 もしもトラブルに巻き込まれたら、一人で悩まずに、ご相談ください。

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